BMW R1150RT  (2002)

 

旅の相棒はBMWが一番。RTとならどこまでも走っていける。
そんな気にさせてくれます。
(所有期間 : Dec.2002 ~ Jan.2007)


北海道 三国峠 '04.09


プロフィール
不具合
モディファイ


■ プロフィール

購入のきっかけ
  2002年の11月に度々訪れていたディーラーから手紙が来た。「RTが入荷するから買わないか」。ということだった。3年位前から時々試乗をしていたけどまだ所有する気はなかった。しかし、長期ローンなら何とかなりそうだったし、いつかは買うつもりだったので購入を決めてしまった。

ドゥカティはどうする
  ST4sを所有していたが、こちらを手放すことは選択肢になかった。ドゥカティでの走りはとても楽しい。キャンプツーリングが好きでパニアケース付きのST4sを選んだが、長旅の相棒からは解放されるだろう。

初めの感想
  大きくて重い車体とエンジンの回り方は四輪車を運転するような感覚であった。そして縦置きエンジン独特のスタート時の傾きになれるに時間が必要であった。

ハンドリング
  これはもう試乗の時からすばらしさを感じていた。路面が荒れていても、濡れていてもその状態をライダーに伝えつつ、すんなりと走ってしまう。ライダーに気を遣わせることは全くない。また、Uターンも割と安心して行えることもGOOD。

前後連動ブレーキ
  このシステムだけは気にいらない。私の右足は繊細なブレーキ操作ができないので、足ブレーキではいつも急ブレーキになってしまう。効き過ぎるのだ。使用するのは停止時だけである。足ブレーキをかけながらコーナーに飛び込めないので不満。せめて、キャンセルスイッチを付けて欲しい。

センタースタンド
  ある時、バイクにふれて驚いた。前後に揺れるのである。みると前後のタイヤが浮いているではないか。空のパニア3個を装着した状態でちょうどバランスしているのだ。5ヶ月の冬眠の際、タイヤに負担をかけないので安心。また、重い車体にもかかわらず、スタンドをかけやすいのもこのためかと納得。

10,000km点検 (Apr, 2004)
  点検整備をしていただき、イリジュウムプラグに交換、タイヤはミシュランパイロットロードを装着。なのに半年ぶりの乗車と鈍感さのため、変化をレポートきず、ごめんなさい。

オイルの消費量 (Oct, 2004)
  本年の北海道ツーリングではリッター缶を持参した。前回の九州ツーリングでオイル消費の多さに気づいた為である。結局、ツーリング中に給油することとなった。
消費量は不明確だが3,000km走れば1リッターの給油は必要。

ロングツーリングでは必需品といえる。しかし、給油しているところを見られるのはちょっと恥ずかしい。

シートの高さ調節 (Nov, 2004)
  三段階に調節できるのだが、身長169cmの短足管理人でも最下段では膝とおしりが痛くなる。よってつま先立ちを承知で中段に設定している。

オイルの消費量 その2 (Sep, 2006)
  ロングツーリングではリッター缶を携帯していたのだが今年(2006年)になってからは減らないのである。20,000kmを越えて馴染んだのかエンジン不調の際、ヘッド部の調整を行った恩恵なのかは不明。

さようなら (Dec, 2006)
  旅の相棒とお別れすることとなった。4年間、3万kmを走り回ったが悪天候の中でもライダーに疲れを感じさせず”道具”として一級品であった。


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■ 不具合

バッテリあがり (Apr, 2004)
  九州ツーリングに出発の日、なんとセルが回らない。バッテリが弱っているのだ。ディーラーさんに連絡すると届けてあるバッテリと交換してくれとのこと。フェリーの出航時間を気にしながらディーラーさんのサポートを得て交換 、なんとカウルをすべて外すのだ。結果的に開放型からMF型に変わった。なぜ、1年足らずで交換しなければならないのだろうか。 保証扱い。

     

エンジン始動せず (May 2005)
  九州ツーリングの最終日、フェリー港を目指し高速道を走っていると追い越し加速が鈍い感じがした。これが悪夢の前兆であった。料金所前でアクセルを戻すとまるでガス欠のようにエンジン停止、路肩に寄せる。
セルを回すと掛かるが、3,000rpm以上でないと止まってしまう。なんとか港まで走り、フェリーに載せることが出来た。
しかし、20時間後の下船時にエンジン掛からず、レッカーに搭載されディーラーへ。保証修理のため詳細は不明だが排気バルブが壊れ、圧縮が効かなかったようだ。

ファイナルギヤ部のオイル漏れ (May 2005)
  エンジン修理時に発見された。シャフトドライブのギヤボックス部分である。 修理明細書によるとシール、カラー、Oリング、オイルが交換され、2万円弱の出費。

パニアケース断熱材のはがれ (Jun. 2005)
  サイレンサー側のパニアケース下部には排気熱の保護のためアルミラミネートの断熱材が貼られているのだがきれいに剥がれてしまった。 ササキスポーツ製マフラーのストレート排気の熱風と雨中走行のせいだろう。早速部品を注文。


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モディファイ

 

グリップヒーター | プロテクター | トップケース | トップケース2
サイドスタンドの加工 | 大型ウインドシールド | サイレンサー
パニア薄型リッド | GPSナビ | レーダー 探知機 | HID
シガーライターソケット | インナーバッグ | MFバッテリ
ウインカーレンズ | 
タンクパネル | シートカバー | バイクカバー

 

 グリップヒーター (純正品)
定番アイテムであり、装着している方は多い。
これでシートヒータがあればどんなにすばらしいことか。発売して欲しい。


 シリンダープロテクター (純正品)
こちらも定番アイテム。
立ちゴケ程度ならこことパニアで接地するため、車体に傷が付くことはない。
プロテクター


 トップケース (純正品)
'97ブラックバードの時からトップケースを使用し利便性は承知していたので迷うことなく購入。
スタイル重視で純正品を選択。
シートバッグも使用するのでこちらには小物類を入れている。


 トップケース2 (クラウザー)
スタイル的には純正品だがもっとモノを入れたくて以前使用したことのあるクラウザーK2に替えた。純正品ではリアシートにバッグを載せていると蓋が開けにくいのだ。
K2は箱形形状のため詰め込んで蓋をするだけ、とても楽。取り付けアタッチメントはモトコ製。(Jan. 2006)

            


 サイドスタンドの加工
BMWはサイドスタンド停止時の傾きが大きく気になっていた。とくに道路端に寄せるほどこの傾きが大きくなってしまう。
私の使い方はロングツーリングであり、荷物満載なのでなおのこと心配。それで、購入直後に10ミリ厚の鉄板を溶接して頂いた。
とても綺麗にできあがり、「追加工」といった感じはない。傾きは次項の写真を参照。


 大型ウインドシールド (純正品)
RTのウインドプロテクション自体はすばらしいのだが、使用するヘルメットの具合なのか風切り音が気になっていた。
スピードが変わるたびに左手でちょこちょことシールドを動かしていたのだ。
そんなおりネットオークションで純正品を発見し、購入した。高さ、幅ともに50ミリほど大きくなり、風切り音は大幅に改善された。


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 サイレンサー (ササキスポーツ製)
パニア用リッドを見にササキスポーツさんをお訪ねしたときに装着車を試乗させて頂いた。
クラッチをつなぎ始めるときからトルクアップが感じられる。さらに、回転の上昇もスムーズ。とても気に入ってしまった。
しかし、丁寧に作られているため、ちょっと高価。購入を迷っていたのだが、またまたネットオークションで発見、落札した。
装着は自分で行ったが、わりと短時間で行えた。
材質は昔のチタンと違いとても綺麗。音量はご近所に迷惑はかけないレベル(と思う)。


 薄型パニアケースリッド(ササキスポーツ製)
RTはパニアケースを外すと見た目のバランスが悪い。
しかし、荷物がないときに幅広のボディはすり抜け等において具合が悪い。
リッド(蓋)を変えようと思い、動研製や日本には導入されていない純正品を検討していた。雑誌を見ていたらササキスポーツさんがハンドル幅のリッドを発表されていたため、早速予約を行い、入荷後自分で取り付けた。
初めはロックがやや固かったが、暫くするとなじむので大丈夫。
佐々木さんこだわりのカーボンがとても綺麗。


 GPSナビとスタンド
ナビは専用タンクバックに入れて使用していたが、角度の関係から見にくい思いをしていた。ササキスポーツさんでスタンドを見つけた。とても見やすくなった。
ナビはサンヨー製であり、電源部が別体で、カーステレオ取付部に収納。GPSアンテナはハンドルに貼り付けた。
防水対策はビニール袋を被せ、下部をゴム輪にて結わえただけだが、大雨の中でも大丈夫であった。 また、放熱に関してもOKのようだ。
FMアンテナもつなげたので渋滞や、工事情報もばっちり。イヤフォンで聞いている。


 探知機 (ユピテル工業製)
雨の度に取り外すのが面倒のため、防水型を探したがユピテルのセパレート型しか見あたらなかった。
取付箇所はレーダ部はオイルクーラーの下に結束バンドにて、コントローラ部はカーステレオ収納部に、
GPSアンテナはハンドルに貼り付けた。
なお、イヤフォンを使用できるよう、改造を行っている。









 HID (アブソリュート製) 
発光色は透明感のある濃い黄色(金色?)。
認識度が高まったようで、高速では追い越し車線を譲ってくれるし、脇道からの飛び出しも少なくなった。

夜間走行は純正より若干明るいかなといった感じで大きな差はない。明るさを求めるなら白色がいいだろう。
 
 


 シガーライターソケット(汎用品) 
RTには電源ソケットが2個装備されているが、日本の規格とは異なるため使いにくい。
カーステレオ収納部にソケットを取り付けた。これでケータイの充電が可能になった。
普段はナビの電源用として利用している。 
 


 インナーバッグ (純正品) 
まず、トップケース用を購入。
トップケースには小物を入れており、ツーリング中随時開けるのだが収納品があふれんばかりになっており、これはまずい、ということで購入。
サイドケースはマチ部分を閉じておけば前述のリッドとグッドマッチング。パニアを外す必要がなくなり大変便利。 
 


 MF型バッテリ (純正品) 
なぜか開放型バッテリが装着されていた。
バッテリ液のチェックなどしている方はいるのだろうか。バッテリ調子が悪いので交換したらMF型となった。
写真左が装着品の開放型、右がMF型、サイズはもちろん一緒。 
 


 クリアウインカーレンズ 
クリアタイプに換装。もちろんバルブは橙色である。
グレーの車体色にはこちらが似合う気がする。(Jan. 2006)
 


 タンクパネル 
インカム用スピーカーケーブルを収納するために装着。
付属の小型ポシェットはナビと干渉するため取り外している。
傷の防止にも効果あり。(Jun 2006) 
 


 サマーシートカバー  
夏に涼しいメッシュのシートカバー。
隙間が出来るので風が通る感じはある。10ミリ程シート高が上がる感じ。
動研製(Aug. 2006) 
 


 バイクカバー 
ツーリング時に 持参するハーフタイプのバイクカバー。
これで朝方の露拭きから解放される。
軍用パラシュート生地を使用して耐久性は問題なし。
E-Z touring社の製品。